2005年04月13日

オオクチバスやっぱり規制(2)

当ブログを開設して2ヶ月ちょっとが経ちました。主に経済・社会、そしてブラックバスの問題について、ニュースを引用しながら私なりの意見を述べてきましたが、今回初めて、バス擁護派の方からの貴重なご意見をいただくことができましたので、ここで改めて私の見解を述べたいと思います。私と逆の立場の方からのご意見ということで、少々緊張してしまいましたが、この問題についてより深く考える機会にもなりました、ご意見どうもありがとうございました。

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前置きですが、ブラックバス問題は単なる「環境保護」の問題ではなく、「日本国そのものの問題」であると認識しています。これを前提にお話をします。

最初に、日本の自然と「水辺」(ここでは淡水のことをいいます)での暮らしについてです。
日本の国土を見てみれば、海に囲まれた国土の大半が急峻な山に覆われ、そこに無数の川が流れ、湖、池、沼が数多く存在しています。そして日本の歴史を振り返ると、私たちの先祖が水辺と共に暮らしてきましたのがよくわかります。米を作り、川、湖、沼に住む魚介類を「食料」にしてきたのです。稲作が始まったと言われる縄文時代後期は今から約4000年前になりますので、4000年も前から「水辺」と深く関わってきたことになります。最近になって、岡山にある縄文時代前期(6000年前)の貝塚からイネ科植物の細胞が発見されていますので、もしこれが実証されれば歴史は変わります。6000年という気の遠くなるような「水辺での暮らし」の歴史があるのです。

お米から魚に話を戻すと、経済発展を遂げる前、私たちは水辺に棲む「在来種」を糧としてきました。「食料を得るための手段」として、様々な漁法があり、釣り文化も数多く残されています。例えば「鮎釣り」の世界では、あまり知られていませんが「伝統毛鉤釣法」があり、これは300年以上の歴史があります。氷上ワカサギ釣りヘラブナの浮き釣りも歴史があります。当ブログのタイトルで一目瞭然かと思いますが、私は岩魚釣りをこよなく愛しています。私は毛鉤しか使わないのですが、この毛鉤の巻き方は師匠の師匠から教わったもので、少なくても60年以上の歴史があり、まさに日本の伝統文化・工芸品とも言えると思っています。

ご指摘いただいた「水辺から人が消えるのでは」という点について、バス釣りという「レジャー・スポーツ」の視点で考えると、バス愛好家の興味が水辺から消えるという理論は成り立ちます。しかしながら、水辺から人間が去ることはないと私は考えています。それは歴史が証明しています。ただし、これも豊かな自然があってこそです。現実問題としては、森林伐採や生態系破壊の影響により在来種が減少し、水辺の恩恵が薄れているのも事実です。

次に、ブラックバス問題と利益享受の関係についてはどうでしょうか。
バスを特定外来生物に指定して環境が回復したとき、利益を享受する人は誰なのか。シンプルに考えれば、自然を愛するたくさんの人々でしょう。自然を愛する人々にとって、ありのままの自然はお金には変えることのできない価値があります。また、これまで水辺で働いてきた地元漁師の方々でしょう。この地元漁師の方々の利益が巡り巡って最終的には国民全体の利益になるのだと考えています。私たちは、バス等外来魚が国内に移入される遥か以前から、豊かな日本の自然の一部を利用し(生態環境を破壊することなく)、それを糧にして暮らしてきました。ここには伝統ともいうべき日本の食文化がありました。在来種であるフナやコイ、ドジョウやワカサギを食べ、川エビやアサリを食べ、鮎、ヤマメ、岩魚を食べる。このような食文化がありました。

少々話が飛躍してしまいますが。。。
現在、日本の食糧自給率は驚くべきことに30%ほどしかありません。たったの30%です。穀物、野菜、果物、肉、そして魚介類等、あらゆる食べ物を海外に頼っているのです。利益重視の外食産業では、仕入れ価格を下げるために外国産の安い食材を使うケースが多いようですが、例えば野菜ですと、かぼちゃの煮つけはメキシコ産、ネギやシイタケは中国産、野沢菜や梅干までも中国産がほとんどです。そしてアジの干物はアルゼンチン産、サケの塩焼きは北欧もしくはチリ産。居酒屋ではアジア産の焼き鳥に韓国・台湾産の魚介類がでてきます。日本食である「納豆」も、原料となる大豆のほとんどは輸入に頼っています。昨年に信州の手打ち蕎麦のお店で「特大エビ天蕎麦」を食べたことがありましたが、大きなエビに驚いたのでお店の主人に聞くと、「このエビはオーストラリア近海で獲れたものですよ」ということでした。まさか、同行者が食べたテンプラ蕎麦の野菜類が輸入物とは思いたくもありませんが。。。

この先、地球温暖化、人口増加などの影響により、地球レベルで水や食料が不足する時代を迎えることになります。そのときに、自国で食料を賄えないというリスクがのしかかってきます。

「日本の食文化を守る」 = 「日本の自然環境を保護し、同時に安全な食料を自前で確保する」

一言でいえば「昔へ戻る」ということになりますが、この言葉は近い将来、非常に重要な意味を持つことになるはずです。ちなみに、他の先進国の食料自給率は以下のとおりです。
アメリカ :130%
ドイツ : 100%
イギリス:80%

それでは、指定反対派の利益を考えた場合はどうでしょうか。
まず、バス釣り産業の立場から見てみたいと思います。関連業界の企業・団体は、自分たちの利益追求のために、「一大バス釣りブーム」を作り上げる戦略を立てて、そしてみごとに成功しました。専門誌を発行し、テレビを使いバス釣り番組やCMを流し、各地で釣り大会などの企画を催し、バス愛好家を全国各地に増やしていったのです。対象魚は獰猛かつ大型で、釣りとしての奥深さと醍醐味が味わえ、その上トレンディでファッショナブルなスポーツである、と。愛好家の方に話を聞きますと、確かにバス釣りはダイナミックかつ繊細ということで、多くの方がハマるのも頷けます。しかし結果的には、高価な釣具やウェア、ボートやその他の備品を(言葉は悪いかもしれませんが)「大量に作られた愛好家」に買わせることに成功し、業界は大いに潤いました。そして、バス釣りのメッカといわれる湖や沼の周りでは、釣り客をターゲットにした商売が成立したのです。

今回、予定どおりバスが指定されることで、おそらく多少なりとも業界は打撃を受けることになるでしょうが、これまでかなりの利益を上げているのですから、その利益を社会貢献のために使ってもいいの思うのですが、いかがでしょうか。(欧米ではそのような考え方が常識ですし)

そしてバス釣り愛好家の立場は?これもシンプルに考えれば、バス釣りを楽しむ場所が減るということになるのでしょうか。指定区域以外でのバスの再放流禁止はもちろん、生態系保全のため本格的なバス駆除が行われることになります。(今も行われています) とはいえ、指定区域がありますので「釣り」は従来どおり楽しめるはずです。また、バスでなくても日本の内外水面には多くの魚が生息していますので、「自分たちの権利が奪われる」という考え方ではなくて、「他の魚でも楽しめるよ」と、前向きな考え方があってもいいと思うのは私だけでしょうか。

私はバス釣りはやりませんが、釣りは大好きなので、同じ仲間としてバス愛好家の皆さんのお気持ちはよくわかります。釣りには「人間、特に男性が本能的に持っている欲求」を満たすための要素が凝縮されていると思っています。いわゆる「狩猟本能」というものです。

「男は漁や狩りをして獲物を捕らえ、女は子供を産み育て果物や木の実などを拾い集める。」

私たちの祖先は生きるためにこのような暮らしをしてきました。実は、彼らのDNAが私たち現代人にも残っていて、それで男は釣りをし、女は洋服、装飾品やブランド品などを収集する、こう考えています。

ここで改めて、バスという魚についておさらいをしたいと思います。

バスの生物特性について(秋田淡水魚研究会)
  1.7年程度の長い寿命
  2.多い産卵数(3〜12万粒/1匹あたり)
  3.高い生存率(卵稚仔を保護)
  4.水温、底質など広い環境適応力
  5.摂取対象が限定されない柔軟な食性
  6.競合種が少なく被食が少ない  

1925年(大正14年)、他の水域に流出しない・させないことを条件に放流が認められた神奈川県芦ノ湖だけにいるはずのオオクチバスが、いつのまにか、全国各地の河川湖沼に生息域を拡大し、いまや農業用のため池や公園の池はおろか、稀少種が細々と生息している沼沢から皇居のお濠にまで生息していて、それぞれの水面における在来生物が食い荒らされ、壊滅状態になっています。(淡水漁業協会会長 桜井新氏)

魚は空を飛ぶことはできません。ということは、誰かが密放流をしてきたのです。その結果、バスの爆発的な増加と広範囲に及ぶ定着化が進み、バスを頂点とする生態系を持続することになったのです。

「バスは決して害魚ではない」

これはバス規制派の見解です。環境省や淡水漁業協会をはじめ、全国各地の淡水に関わる諸団体の見解なのです。しいて言えば、害魚(害人?)はモラルのない一部の人間ではないでしょうか。日本のバブル経済崩壊後、「個」が尊重される時代となり、価値観が多様化しています。同時に、モラルや伝統の崩壊が起きはじめています。つまり「モラルや伝統の崩壊がバスの問題でも浮き彫りとなった」私はそのように考えています。
小池大臣はじめ環境省やその他NPO等も含めた指定派は、「守るべき日本の伝統文化、自然環境・自然文化の価値」を正しく認識した上で、バス規制の立場を貫き通しています。バス擁護派の皆さんにもこの点を理解いただけたら嬉しく思います。

最後に、同じ釣り人として、自然を想い、そして将来を想い、同じ方向に進んでいけたらと願っています。
以上です。長くなってしまいましたが、どうもありがとうございました。
チームイワナ初代名誉会長


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2005年04月06日

オオクチバスやっぱり規制

オオクチバスやっぱり規制、反対意見9万通以上も

 環境省は5日、特定外来生物被害防止法の規制対象を選定する専門家会合を開き、国民から寄せられた意見を検討のうえ、オオクチバスなど37種類を予定通り指定することを確認した。

 今回、寄せられた計11万3792通にのぼる意見の大半は、オオクチバスに関するもので、指定に反対が9万5620通、賛成が1万2195通。

 反対意見としては「科学的な調査データが不十分」「在来種減少の主原因は環境悪化」などがあったが、専門家会合の「生態系への被害は否定できない」という結論を変更する必要はない、とした。規制対象のリストは今月下旬に閣議決定され、同法は6月1日に施行される。

 また、同省は7月までに、第2次の規制リストを作成することを決めた。今回のリストでは、陸上植物が1種も選ばれないなど分類群によってバラツキがあり、被害が明確なのに指定されない種が多かった。日本生態学会は緑化植物のシナダレスズメガヤなどの早期指定を求めている。
(読売新聞) - 4月5日23時38分更新

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やっぱりこの人ならやってくれると信じていました。小池百合子環境大臣。先月に立教大学で開催されたシンポジウムでは、”バスを指定すべき”という自らの発言に対し、「このくらいのことが言えなきゃ、環境大臣をやっている意味がないと思った」と、力強く述べていました。

きっとこの人ならば、伝統文化として世界に誇りうる日本の自然環境を守ってくれるはずだと思っていましたので、予想してはいましたが嬉しいニュースです!

環境省自然環境局が、”新・生物多様性国家戦略「いのちは創れない」”というパンフレットを無料で配布しています。シンポジウムの参加者全員にも配布されました。内容はもちろんのこと、表紙や掲載写真がとてもきれいで「美的センス」を感じたのは私だけではないはずです。

http://www.biodic.go.jp/cbd/outline/pamphlet.html


基調講演の中で小池大臣からも紹介がありましたが、パンフレット表紙の絵は「池辺群虫図」伊藤若沖筆 となっています。伊藤若沖(じゃくちゅう 1716〜1800)は、あざやかな色彩、写実的で斬新な画風で知られる江戸時代中期の画家で、身の回りの動物や植物、魚介類などを生き生きととらえた作品を多く残しています。
この図には、瓢箪の葉陰に雨蛙やとかげが顔をのぞかせ、おたまじゃくしが泳ぎ、とんぼや蝶、ばったや蜂が飛びかい、毛虫が葉を食べるさまなど、まさに多様な生物が描かれています。
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2005年03月31日

多くの生態系機能が劣化(2)

世界の生態系破壊、ここ50年で急加速・ユネスコが警告

 【パリ=安藤淳】ユネスコは30日、世界の生態系の現状に関する初の評価報告書を発表した。人間の食糧確保や生活水準の向上と引き換えに生態系破壊は最近50年間に急速に進み、種の多様性は回復不能なほどに失われつつあると警告。生態系への負荷を考慮に入れた政策立案、経済的なインセンティブの導入、技術開発の促進などの対策を提案した。

 報告書は95カ国の1300人の専門家らがまとめた。「過去半世紀の間に人類史上、例を見ないほど急速かつ広範に生態系破壊が進んだ」と指摘、化学肥料の使用により、土壌中で生態系に影響している窒素成分は1960年に比べ2倍、リンは3倍に増えたという。

 種の絶滅ペースも加速し、1000年以上前までは1000年に1000種あたり0.1―1種が絶滅していたが、現在は100種前後。ほ乳類、鳥類、両生類の10―30%は絶滅の危機にある。

日経ネット 2005年3月31日 (12:06)

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今日のお昼にも同じニュースが出ていましたので、上記のとおり掲載します。
前回記事: http://teamiwana.seesaa.net/article/2699949.html
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多くの生態系機能が劣化

国連:「多くの生態系機能が劣化」ミレニアム評価公表

 国連は30日、世界初となる地球規模の生態系評価報告書(ミレニアム生態系評価)を公表した。地球上の生命を支える多くの生態系の機能が急激な開発の影響で著しく低下していると指摘、「このままでは持続可能な開発は不可能で、貧困や飢餓の撲滅といった人類の目標は達成できない」と警告している。

 報告書は、日本など95カ国、約1300人の科学者が約4年間かけてまとめた。過去20年で世界のマングローブの35%が失われ、サンゴ礁の20%が破壊されるなど人間の活動で生態系の大幅な劣化が続いていると分析。生物種が絶滅する速度は自然な状態の1000倍の速さに達しており、今世紀中に鳥類の12%、ほ乳類の25%が絶滅する恐れがあるとした。

 この結果、10億〜20億人の人々が深刻な水不足の影響を受けるなど、人間の生存や福祉に欠かせない生態系の機能の6割は既に「非持続的な利用」に陥っているとした。

毎日新聞 2005年3月30日 20時54分

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この報告書から、驚くべき速度で地球環境が破壊されているのがわかります。我々は今、生態系について真剣に考えなければならないと思います。

先日参加してきました「ブラックバス駆除・合同シンポジウム」では、共催団体代表あいさつとして、自由民主党・自然との共生会議議長 鳩山邦夫衆議院議員が、自然との共生について考えることが重要であると述べ、大変感銘を受けました。

生態系の問題。その本質は、彼が指摘するブラックバス問題の中に凝縮されているように思います。

”ブラックバスによって全国の淡水生態系が急速に変わっている。秋月さんに言わせれば、日本の内水面の自然は外国の自然に変えられてしまったのだというのだ。しかも生態系だけではなく、倫理観までもが変わろうとしている。強力な肉食魚のバスを放して、「キャッチ&リリースだよ。自然にやさしいんだよ」とこどもたちが無邪気な笑顔で自慢する。一部の人たちの商業主義的な思惑が、こどもたちの常識までも歪めてしまったのだ。”

”人間は万物の霊長だから、何でもわがままがまかり通るとの考えが地球環境問題を引き起こした。他の動植物や山や川と共生していかなければ、この先、滅亡の坂道を転げ落ちていくことになる。”

鳩山氏ご自身も釣りが大好きで、茨城県にある涸沼でわかさぎ釣りを楽しんでいたとのお話がありました。データ収集も好きという氏は、文部大臣就任前から釣果記録を取っていて、就任前には一日で500匹ほど釣れていたそうです。しかし大臣任期中は多忙を極め、その間は一度も沼に足を運べなかったそうです。そして404日間の大臣任期後、楽しみにしていた釣りを再開したところ。。。驚くべき事態となったのです。わかさぎの数が激減してしまったのです。その数わずか50匹足らず。そして現在はなんと「ゼロ匹」。違法放流されたバスによって在来種であるわかさぎが消滅してしまったのです。
そして、似たような事例が全国各地で報告されています。

”右肩上がりの成長というのは妄想に過ぎないのだ。このままいけば、我々人類はゴミと熱に埋もれてしまうだろう。”

鳩山氏の言葉にはずっしりとした重みがありました。


地球カレンダーというものがあるそうです。これは地球が誕生してから今日までの46億年の歴史を1年のカレンダーに例えたものです。

参考資料
http://www.ne.jp/asahi/21st/web/earthcalender.htm

果たして人類が誕生したのは、地球カレンダーでいえばいつなのでしょうか。夏頃でしょうか、それとも秋になってからでしょうか。46億年の歴史ですからそんなはずがありませんね。

魚類から両生類が分かれて陸へ上がるのが11月29日。
12月13日になってようやく恐竜時代に入ります。
しかし2週間後の12月26日に恐竜は絶滅してしまいます。
そして、現在の人類(ホモ・サピエンス)が誕生したのが大晦日12月31日の午後11時37分。

ワットにより蒸気機関が発明されたのは1765年で、この産業革命により人類は目覚しい発展を遂げました。産業革命の時期を地球カレンダーに置き換えると、大晦日の23時59分58秒となります。我々人類が手に入れた近代文明の時代は、地球カレンダーの最後の2秒間だけなのです。このわずか2秒間、いや、1秒にも満たない「瞬間」に、我々人類は偉大なる宇宙船地球号をとてつもない勢いで破壊し続けているのです。
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 00:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月12日

環境相、シンポでバス駆除の必要性訴え

 外来種被害防止法の規制対象リストに入っているブラックバス(オオクチバスなど)の駆除や駆除ネットワークづくりを話し合うシンポジウムが12日、都内で開かれ、小池百合子環境相が法規制や防除の必要性を訴えた。

 オオクチバスの指定をめぐっては、小池環境相が「指定すべきだ」と発言し、環境省の「半年先送り」方針が急きょ転換された経緯があり、釣り団体などから反発の声も上がったが、環境相は基調講演で「このくらいのことが言えなきゃ、環境大臣をやっている意味がないと思った」と述べ、拍手を浴びた。

 さらに「(規制対象リストを検討した)専門家会合では、私の発言に左右されず真剣に議論していただいた。プロセスに問題はない」と強調した。

 シンポジウムでは「日本の自然を守るにはバスの駆除が不可欠」との意見が相次ぎ、ブラックバス駆除に取り組む決意を確認する共同宣言を採択した。

〔共同〕 2005年3月12日 (20:23)

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さっそくニュースに出ていましたね!会場は満席で熱気にあふれ、立ち見も出るほどでしたよ。
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ブラックバス駆除シンポジウム レポート(1)

行ってきました「ブラックバス駆除シンポジウム」!チームイワナからは私1名での参加でしたが、小池大臣はじめ多くの有識者の意見・提言を通じて、より理解を深めることができました。また、有志との交流も図ることができ、大変有意義な1日でした。

日本には豊かで美しい四季があります。そして四季とともに生きる文化を育んできた日本には、多くの動物が棲み、様々な植物が息づいています。世界の中でも、比較的小規模な国土でこれだけの環境・生物多様性豊かな国はなかなかありません。

日本の自然は日本の伝統文化です。バスを野放しにし、更に生態系破壊が進めば、取り返しのつかないことになるでしょう。在来種だけではなく、野鳥、そして日本の伝統文化までもが消えていくのです。

ブラックバス問題は日本国そのものの問題なのです。釣りをするしないにかかわらず、”国民全員が問題意識を持つことが重要”なのではないかと思います。理想を言えば、”問題の本質を理解し、日本の将来を考えて今やるべきことは何か”を国民全員が意識すべきだと思うのです。特別ゲストの一人が、「先進国には相応しくない(環境保全に対する)意識レベルの低さが問題」と述べていました。まさにその通りだと思います。

私自身も、”自然を考える釣り人の一人として、署名・啓蒙活動や駆除活動など個人レベルでできることから取り組んでいきたいと思っています。

シンポジウムの内容については、別途レポートしたいと思いますので、お楽しみにー。
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月24日

バス駆除・合同シンポジウム開催

3月12日(土)に立教大学で合同シンポジウムが行われます。タイトルは「 子孫に残そう日本の自然を! 〜つくろう、ブラックバス駆除ネットワーク」です。私もチームイワナを代表して参加してきます。

http://www.ne.jp/asahi/iwana-club/smoc/shinpo-050312.html
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 00:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月18日

バス・ストップ! 環境省パブリックコメント募集

環境省が「特定外来生物等」の選定に係る意見の募集(パブリックコメント)をしております。釣り好きな方、そうでなくても環境保護に関心のある方は、この機会に意見を述べられてはいかがでしょうか。締め切りは3月2日だそうです。

自然を考える釣り人の会のサイト
http://www2.ucatv.ne.jp/~iwana.sea/turibito/#1

環境省サイト
http://www.env.go.jp/info/iken.html

ブラックバスなどの他にも、たくさんの動植物が対象になっているのですね。勉強になりました。
おっと、私もさっそくメールしようっと。
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 02:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月14日

オオクチバスの「特定外来生物」指定

オオクチバスの「特定外来生物」指定 滋賀県議ら環境相に要請

 ブラックバスの1種、オオクチバスが琵琶湖の生態系に大きな影響を与えているとして、宇野治衆院議員と滋賀県議が14日、環境省専門家会合の決定通りオオクチバスを「特定外来生物被害防止法」の指定対象種に盛り込むよう、小池百合子環境相に要請した。
 環境省を訪れたのは、自民党の辻村克県議と佐野高典県議。3人は環境省が3月2日まで、パブリックコメントで国民の意見を募集していることに関連し、 「オオクチバスの指定に反対する意見が多いと思うが、在来種への被害は甚大」と強調し、6月までに施行される同法の第一陣で指定するよう求めた。
 これに対し、小池環境相は「今はいろいろな人の意見を聞く時。それらを参考に指定種を決める」と述べた。

(京都新聞) - 2月14日21時57分更新

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辻村克県議、佐野高典県議ともにがんばれー!
小池百合子環境相がんばれー!
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月08日

ブラックバスの再放流禁止や駆除は適法・大津地裁判決

 琵琶湖のブラックバスなど外来魚をめぐり、釣り愛好家が、再放流(キャッチ・アンド・リリース)を禁止した条例に従う義務がないことの確認や、駆除のための滋賀県漁業協同組合連合会に対する補助金の支出差し止めなどを県側に求めた訴訟の判決で、大津地裁は7日、いずれの訴えも退けた。

 判決理由で稲葉重子裁判長は「琵琶湖本来の生態系回復のためには外来魚を減らすことが不可欠。再放流を禁止した条例は合理性があり適法」と判断。さらに「外来魚が在来魚を捕食し減少させて漁業被害も出ており、駆除事業は必要で補助金支出も適法」と述べた。

 原告側は「条例は釣りを楽しむ権利を奪い、幸福追求権を保障した憲法に違反する」と主張したが、稲葉裁判長は「釣りを楽しむことが、憲法の保障する基本的人権に含まれる余地があるとしても、特定の魚類の再放流まで含むものではない」と判断した。

 原告側は「釣った魚を殺したくないという願いが届かず残念」と述べ、控訴する方針を示した。

日経ネット 2005年2月7日 22:26 (共同)

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原告側は、バスが琵琶湖本来の生態系に甚大なダメージを与えている事実を理解した上で「条例は釣りを楽しむ権利を奪っている」「釣った魚を殺したくない」と述べているのでしょうか?理解していない(理解する意思も無い?)のか、あるいは理解しているにもかかわらず、環境保護はどうでもよく自分達が楽しめればそれでよいと考えているのか、どちらかなのでしょう。
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 03:16| Comment(1) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月02日

ブラックバス問題

「ブラックバス」。これが今、関係者の間でホットになっています。いったい何がホットなのかといいますと。。。
今年5月に「特定外来生物被害防止法」というのが施行されることになったのですが、この法律に基づいて輸入や移動、飼育を規制する「特定外来生物」にブラックバスを指定するか否かで、環境省・地元漁業関係者・環境保護団体と釣具業界・釣り愛好家との間で熱い議論が起こっているのです。

1月19日の環境省の発表では、バスは「外来生物」のリストから外されていました。私も当日にこの第一報を知り、憤りを感じたのを覚えています。害魚であるバスをどうして真っ先にリストに入れないのか、と。「すぐに指定すると釣り人や業界に混乱が 生じる」というのがその理由だったそうです。
しかし2日後の21日に、小池百合子環境相が「指定が望ましい」と発言すると、同省は一転してリストに入れる方針を固めたのです。このため、法の施行に反対していた釣り人らの反発が強まっているのです。

北米原産のオオクチバスは繁殖力が強く、在来魚の稚魚などを食べるため、生態系への影響が広がっているのは皆さんもご存知だと思います。このまま放っておけば取り返しのつかない事になることでしょう。

■ブラックバスの生態系への影響を訴え続けてきた写真家の秋月岩魚さんのコメント
「環境省の当初の先送り案は釣り業界など経済への影響に配慮したものだが、日本の生態系への影響を考えれば、指定は当然だ」
駆除を進めるのは簡単ではないが、「バス釣りでもうけてきた釣り業界にそのための費用を払ってもらったらいい」
芦ノ湖(神奈川県)などバスを漁業権の対象魚種に定めている四つの湖以外でもバス釣り大会が開かれていることについては、「生態系を守るという法律の趣旨に反することになる」 と訴えた。

■国内最大淡水湖「琵琶湖」を持つ、滋賀県の国松善次知事のコメント
「ぜひ第一陣からの指定が実現するよう、強く期待したい」

■バス釣りで有名な河口湖では
「数年のうちに河口湖ではブラックバス釣りができなくなるのでは」

■河口湖漁協代表の梶原亥之雄前組合長のコメント
「水温が低く生息しにくい上、移動の禁止で放流ができなければ、数年のうちに河口湖からバスはいなくなる」

河口湖商工会青年部は昨年、釣り客1000人に対するアンケートから同湖でのバス釣りは年間約40億円の経済効果をもたらしていると試算している。

■同湖畔で釣具店を営む男性のコメント
「バス釣り自体が悪いというイメージになる可能性があり、経済面でも大ダメージだ」

■同町の小佐野常夫町長のコメント
「ワカサギやコイなどは豊漁で河口湖には生態系への影響はないという現状を同省には認識してほしいが、もはや町レベルで(指定 を)止められる段階ではない」

■毎日新聞高知支局 佐々田剛支局長の手紙
 ・・・その十数種類の中でバスが注目されるのは、釣りの愛好家が300万人もいて、市場規模が1000億円になるためです。環境省が当初“弱腰”になったのも、業界の意向を受けた議員のロビー活動があったためとの憶測もあります。バスは現在、全都道府県で生息が確認され、国土交通省が管理している全国123河川では7割の川で見つかっています。もはやバスを日本から駆逐することは不可能でしょう。1925年に最初に移入された神奈川県の芦ノ湖では、「バスフィッシングは重要な観光資源」として、地元の漁協や観光協会などが“特例”を認めるよう訴えているそうです。
 賛成派、反対派。それぞれの意見はよく分かります。ただ私が気になるのは、バスの生息域の拡大が自然繁殖よりも、いまだに行われている違法な放流に頼るところが多いことです。
 十数年前、大阪府南部の山あいにある小川へ、息子たちとフナ釣りに出かけたことがあります。小さな淵(ふち)に釣り糸を垂らすと、釣れるのはバスばかり。琵琶湖でバスが大繁殖してからまだ10年そこそこだっただけに、「こんな山間部にまで、生息し始めたのか」と驚いたことを記憶しています。
 結局、息子たちは童謡「故郷(ふるさと)」で歌われているような「小ブナ釣り」を経験せずに大きくなりました。一部の心ない人の行為であっても生態系の破壊がこのまま進むなら、バスがまだ生息していない「残りの河川や沼」を守るためにも、何らかの法的規制は必要なのではないでしょうか。


この問題は、環境省が今月上旬から約1カ月間ホームページ上でパブリックコメントとして国民の意見を聞いたうえで、最終的に閣議決定されるそうです。ぜひともこの機会にバスを指定していただきたいものです。
がんばれ小池百合子!がんばれ環境省!儲け主義&環境対策無視の釣り業界からの圧力なんかに負けるな!

最後に、秋田県でブラックバス問題に取り組まれている方のサイト「山釣り紀行」をご紹介します。(チームイワナのホームページと相互リンクを貼らせていただいております)
http://www.asahi-net.or.jp/~jf3t-sgwr/
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 01:21| Comment(4) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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