2005年07月24日

北海道ツアー:おきゃだと再会&小泉牧場編

2005年7月16日(土)午後

お昼過ぎ。後ろ髪を引かれる思いで羅臼を後に、根室海峡に沿って知床を南下する。広大な草原を抜け忠類川を渡る。

草原.JPG

鹿がいるの分かります?

今日の午後からはテニスクラブ時代の後輩おきゃだと合流することになっているのです。少し遅れそうだと連絡すると、親切にも虹別から中標津まで迎えに来てくれることになりました。

麻布獣医大学テニス部キャプテンを務めていた彼は、とてもまじめで部員からも慕われていました。彼が新人コーチとしてクラブに来たとき、まずは私の担当するクラスにアシスタントで入ってもらったのですが、要領もよく、すぐにメインでクラスを持つようになったのでした。

獣医大テニス部では、上の代のキャプテンが福島選手で、下の代のキャプテンが笹でした。そして大先輩に谷さんがいました。みんなナイスガイばかり。彼にとって恵まれた環境だったに違いありません。

そして無事彼と再会、しのぶんを紹介した。3人で遅めのランチを食べる。ついでに、先週クマと出かけた八ヶ岳の画像を見せるのでした。

お店.JPG

画像はランチに立ち寄ったお店「Pinokio」。ボリュームたっぷりで美味しかったです。

食事のあとは待ちに待ったお楽しみタイム。彼がホームリバーを案内してくれるのだ。行き先は西別川。摩周湖の南にそびえるカムイヌプリから根室湾へと注ぐ西別川には、秋になると鮭が遡上するそうだ。

鮭が戻ってくる川は豊かな川の証。鮭が戻ってくる森には沢山のヒグマが生息しているのだそうです。海で育った鮭が沢山の栄養分を運び、それを食べるヒグマが森に栄養分を落とし、豊かな森を育む。雪解け水が小さな流れとなり、流れがいくつも重なり合ってやがて川になる。その流れは鮭が残した沢山の栄養分を含み、流れはやがて海へと注ぎ、豊穣な海をつくります。

見事なまでの自然循環。これこそがあるがままの自然なのだと思います。何かひとつでも欠けてしまえば、たちまちバランスを崩し、森も川も海も豊かさを失ってしまうでしょう。

西別川.JPG

森の中をゆっくりと流れていく。

西別川2.JPG

ルアーで次々にフィッシュオンするおきゃだ。私はいつものテンカラ仕掛けで小さなヤマメをかけた。アタリは何度もあったけど釣り上げたのはこの1匹だけでした。

4時から牧場の仕事があるというので、ぼちぼち釣りを切り上げる。広大な牧草地帯の直線道を走ること10分。小泉牧場に到着。ああ、なんて素晴らしいところなのでしょう。

看板.JPG

緑の中に小泉牧場の看板があります。

おうちの中で奥様にご対面。そして1歳3ヶ月になる娘さんにこんにちは。さくらちゃん、ちょっと人見知りしている様子です。

広大な牧草地、赤い屋根の牛舎に物置小屋、緑に輝く芝生、手入れの行き届いた庭園と家。そして美人奥様にかわいい娘さん。建物も景色もご家族の皆さんも、全てが「かわいい」のだ。おきゃだー、この幸せ者ー!

小屋.JPG

さあ4時になりました、仕事の時間です。ちょっと見学させてちょ。

岡田と.JPG

仕事着のおきゃだと。

岡田と2.JPG

牛舎です。

おきゃだ5.JPG

まずは牛さんの食べ残しの片付けからです。その前にガソリン補給。

岡田と3.JPG

これ、一緒にやってもいいかな?おお、これって結構ハードだぞ。。え?これを毎日朝と夕方に2回やってるの?すごい。。。

おきゃだ4.JPG

片付けの後にエサをあげます。牛舎の中を慣れた手つきでトラックを操るおきゃだ。

みや.JPG

ちょっと調子にのる私。

奥様.JPG

外で作業をしていた奥様をパシャリ。

子牛の牛舎の中で、お母様にご挨拶。ここ虹別で生まれ育ったとのことです。
「とても素敵なところですね、今回初めて北海道の自然に触れて、すっかり北海道大好きになってしまいました。明日帰る予定なのですが、ずっとここに居れたらいいのにと思っています」
「そうでしょう、訪れた人みんなそう言いますよ。」
「彼(おきゃだ)も幸せそうです。」
「(おきゃだが)来てくれて本当に助かっているんです。愚痴ひとつ言わず働いてくれてます。」

牛について尋ねると、
「毎日2回搾乳をしないと牛がおかしくなってしまうんですよ」
なるほどー、酪農牛ってそうなんだ。

「設備投資をして、放し飼いにするやり方もあるんです。でもそれには1億もの資金が必要で、生き物相手だから何が起きるかわからない、私たちはこれまでのやり方で地道にやっていくつもりです。」

後でおきゃだから聞いたのですが、この辺りでも、銀行から借金をして牧場を大きくしたものの、うまくいかず倒産してしまう牧場も多いのだとか。また、運送コストの分だけ本州の牛乳よりも単価を20円ほど安くせざるを得ないとも聞きました。

奥様からは、
「牧草も種を撒いて育てているんですよ。」
「エサがなくなったら牧場やっていけません。牧草の確保は死活問題なんです。」

冬はどうしてるのと聞くと、
「年中無休ですよ。吹雪でも関係ないですよ。」
「ところどころに木が並んでいるでしょう、あれは雪よけなんです。そうしないと建物が埋まってしまうんです」

うーん実に奥が深い。牧場経営も一筋縄ではいきませんね。
牧場の一日はこんな感じです。
朝5時過ぎから8時頃まで作業を行い、朝食をとる。そのあと1、2時間くらいまた作業が入る。昼食から4時まではオフ。(天気がよい日は釣りにでかけるのだそうです。)夕方4時から仕事開始。搾乳が終るのが大体7時ごろ。11時に就寝。かなり健康的な生活です。

そうそう、牛舎の中でお母様からこんな話も伺いました。

「子供のころには遠足で摩周湖へ行ってたのですけど、当時は透明度40mあったのが今ではせいぜい20mほどでしょう、人(観光客)が増えて、きれいだった水も段々と汚れてしまっているんですよ」

「昔はこの辺りも砂利道ばかりだったのが、今ではすっかりアスファルトに変わってしまってね。便利になったけど、その分だけ自然が減ってしまっているんですよね。」

「観光客をある程度制限しないと、美しい自然を守ることはできないのかもしれませんね。」

お母様の一言一言にはずっしりと重みがありました。

5時過ぎに、感動の小泉牧場をあとに摩周温泉の宿へと向かう。20分後にチェックイン。近いんですね。
夕食まで時間があるので、私は再び釣りに出かけることにした。(またですかっ?)カーナビを頼りに釧路川上流へと車を走らせる。ジャリの農道でキツネさんとご対面。あれっ、草原のほうに行ってしまう。急いでデジカメを用意し車窓からムービー撮影を試みる。20秒ほどフレームに収めることができた。
そのあと支流を発見、たくさんのおチビアメマスちゃんに遊んでもらってにっこりです。

さくっと風呂に浸かったあとは部屋で食事です。仕事を片付けたおきゃだが来てくれた。3人は近くの居酒屋で北海道について熱く語り合うのでした。

のれんにて.JPG

最後に、小泉牧場の皆様、大変お世話になりました。
次回は摩周湖&阿寒湖で大物ゲットか?編です。


posted by チームイワナ初代名誉会長 at 02:27| Comment(3) | TrackBack(0) | 北海道 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
早速HPに乗せて頂きありがとうございます。
今度はぜひ「冬の虹別吹雪の遭難ツアー」やりますか?
一度冬の厳しさを体験して頂ければ夏の素晴らしさが
さらに倍増しますよ。
Posted by なまら おきゃだ at 2005年07月25日 14:58
いや〜感動ですな!!俺も岡田の牧場に遊びに行きたくなりました。来年あたり行こうかな。岡田も幸せそうで何よりです。
Posted by tani at 2005年07月25日 16:58
おきゃだー!先日は本当に本当にありがとう!全てに感動しました!最高の経験をさせていただきました!もっとゆっくりできればよかったんだけどね。

え?「吹雪の遭難ツアー」ですか?それって命がいくつあっても足りないっす。。。でも北海道の厳しい冬を知っていてこそ夏の素晴らしさを実感するのでしょうね。

谷さん、
小泉牧場ほんとうに素晴らしかったです。もう北海道最高ですっ。今度「虹別テニス&釣り合宿」を企画しようかなあ。おきゃだもテニスしたくてうずうずしているみたいですから。
Posted by 初代名誉会長 at 2005年07月25日 22:33
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