2020年05月10日

熊との遭遇 絶体絶命編2(全4編)

熊の話はこれまでたくさん見聞きしているし、毎年事故のニュースもある。

最近だと、2016年の秋田の人食い熊「スーパーK」には驚愕したし、
https://www.yomiuri.co.jp/fukayomi/20180511-OYT8T50002/

2019年の魚沼市街地での被害や、
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191019-00000053-kyodonews-soci

秋田市では庭で襲われて失明したというニュースもあった。
https://www.asahi.com/articles/ASMC1357SMC1UBUB001.html

近場だと、ちょっと古い話になるが、私が何度も出かけている丹沢の早戸川の上流域で、2007年に熊に襲われたマシラさんの話は超リアル過ぎて鳥肌が立った。
http://mashira-1.travel.coocan.jp/index_4.htm

これらはすべて本州のツキノワグマの話だ。

北海道に棲むヒグマは大きさもパワーも別格で、過去には凄惨な事故が起きている。

1915年 三毛別事件
https://bunshun.jp/articles/-/12394

1970年 福岡大学ワンダーフォーゲル部事故
http://higuma1979.sakura.ne.jp/33jikenn1.html

*数年前に「慟哭の谷」を読みました。

イワナ師匠はこれまで3回熊を見たことがあるそうだ。
1回は八ヶ岳の沢で、こちらに気がついたら対岸の斜面の上へと駆け逃げていったとのこと。
もう1回は妙高で、堰堤の上に熊がいて、クマよけの鈴を鳴らしたら猛ダッシュで逃げていったそうだ。

昨年6月頃、師匠とHさんが信州の開田高原まで釣りに行ったときのこと。
林道を運転していたら熊がいて、いそいで写真を撮ろうとしたけど逃げてしまって撮影は間に合わなかったと興奮気味に語った。

それを聞いた私は、
「いいなあ熊に出会えて。僕まだ一度も見たことありませんよ、あぁ羨ましい。」

と本気で言った。
熊に会いたいなんて不謹慎で馬鹿げているが、ツキノワだし、遠くからとか車のなかならば身の危険はない。
そういう意味で「羨ましい」と言ったのだ。

そんな私にも、ついにチャンスがやってきた。

昨年の夏、青森の温泉宿(秘境地)に単独で泊まり翌朝イワナ釣りに出かけたときのこと。
レンタカーでアスファルトの林道を走っていてカーブを曲がったそのさきに熊がいたのだ。

一瞬の出来事だった。
全身艶やかで真っ黒な、小さな熊で、残念ながら目は合わず、沢方向の藪に逃げ込んでしまった。
モコモコとなんとも愛くるしい姿だった。

27年間ずっと想い続けてきた熊との初めての遭遇。
言葉には表せないほどの感動で、じわーんとした心地よい感覚が全身に巡り、しばらくの間その余韻を楽しんだ。

熊の生息地に単独で踏み入るリスクは重々承知している。
十分な爆竹とクマよけの鈴を二つ、それから笛も首にぶら下げての入渓だ。

ここはけっこう深い渓で、並走する林道から沢まではかなりの勾配と距離があり細心の注意が必要だ。
ここ数年毎年通っては踏破したルートの地図を描いて、Google Map の航空写真とも照合をして、渓全体の地形はだいたい把握できてきた。
危険なV字谷ではなく、万が一 鉄砲水があったとしても逃げ場はどこにでもある。
それに釣り人もそこそこ入っている。

熊の気配に注意しつつも、その日は最高のイワナ釣りをすることができた。
だいたい6時間くらいやって釣れた数は軽く100匹以上。
25cm以上の良型を40〜50ほどキープしてリュックの重みにヒイヒイ言いながら帰ってきた。


続く。


前記事:2020年05月06日 熊との遭遇 絶体絶命編
http://teamiwana.seesaa.net/article/474947961.html
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 16:01| Comment(2) | 釣り・アウトドア | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日はお疲れ様でした!記事を楽しく拝見しました。これから良い季節ですね。
Posted by 中央市釣り人 at 2020年05月26日 23:29
こちらこそ先日はありがとうございました。天気もよくて最高の一日でしたね。
あとで釣果画像アップしますが、尺いったかなと思ったら泣尺でした。
Posted by チームイワナ at 2020年05月27日 23:44
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]