2007年01月16日

地球はデカイ、そんな地球が温暖化

今日は環境・地球温暖化に関する記事が目立ちました。記事を集めながら、正月のTVであやしい外人預言者が「今年中に地球温暖化をストップできなければ歯止めがきかなくなり、近い将来に人類は滅亡する」みたいな事を言っていたのを思い出しました。

先週のオースチン出張の話です。

混雑と旅行代理店の不手際のために、遠回りのミネアポリス(ミネソタ州)経由となってしまい、おかげで米国のほぼ中央部分を南北横断できたのですが、ノースウエスト機の窓から見下ろす北米の大地は見渡す限りの穀倉地帯で、地平線が霞んだ雲と繋がり幻想的な景色でした。

ミネアポリスから日本への航路は、シアトルとバンクーバーの間を抜けるアラスカ寄りです。当日のミネアポリス空港は快晴で外気温はマイナス1度。エコノミーの窓側席だった私は、始まったばかりの12時間フライトにちょっとうんざりしながら、眼下に広がる眩い白銀世界を眺め空想に耽っていました。

「なんか、焼きたてのシリコンウェーハみたいだな。道路で正方形に区切られた農地1画がLSIチップ。キラキラと輝くフラットなエリアがランダムロジックで、その中に点在する黒い木々がRAMやROMで、道路脇の木はI/Oセルで、家は電源、くねくねと蛇行する川は、うーん、スキャンチェーンかな。でもこれじゃリオーダリングは無理だな。
白銀のウェーハ上を斜め45度に走る長い線、あれはXアーキテクチャで間違いない。あのXも、いよいよ量産かあ。テクノロジの発表で株価3倍を実現した夢の技術Xアーキテクチャだけど、あれからもうすぐ5年が経つのか。。。それにしてもデカいウェーハだなあ、直径300mmじゃなくって300kmだな。」

太陽とほぼ一緒に移動したジャンボジェット。太平洋の上空に出ると、どこまでもどこまでもひたすら空と雲で、ときどき海。時速900kmでかっ飛んでいるのに、何時間経っても同じ景色が続きます。メジャーリーガー松坂の剛速球の6倍、新幹線の4倍以上の速さで移動しているのに、ずーっと同じ景色なのです。(それでも自然の色なので癒されます。)地球は本当に大きいです。雲の地平線(雲平線?)からも地球の大きさを実感できます。

こんなに沢山もの海水が、こんなに沢山の空気が、こんなにドデカい地球が、ここ数十年で急激に暖かくなっているって、一体どういうことだろう?わずか1度温度を上げるのにどれだけのエネルギーが必要なのか想像の範囲を大きく越えて頭がクラクラしますが、今も地球はじわじわと暖かくなっている。。。

「チームマイナス6%」を掲げ官民一体となり温暖化対策を進める一方で、温暖化ガス排出権に群がる日本のメーカーや商社たち。

お金で解決ですか?
今買っておいて、思惑どおり将来値上がったら転売して儲けようというのですか?
なんか、違うんじゃない??

世界の排出権取引3兆円市場に・06年は2.5倍に
温暖化ガスを排出できる権利を売買する取引が拡大してきた。2006年の排出権取引額は05年比2.5倍の280億ドル(約3兆3000億円)近くになったもようだ。排出権を獲得した後に取引所を通じて売買する取引が急拡大した。08年には京都議定書で定めた削減期間が始まるため、削減義務を負う企業が排出権獲得を急いでいるほか、排出権が投機の対象にもなってきている。 ・・・

環境省、CO2排出権取得支援へ東南アで現地調査
環境省は二酸化炭素(CO2)排出が急増している東南アジアで日本企業が効率良く排出権取得事業を実施するため、現地調査に2007年度から乗り出す。太陽光発電やバイオ燃料などのような削減技術が最も有効なのか、国ごとに分析。国内企業に情報を提供する。日本の省エネ・新エネ技術をアジア全域に広める狙いもある。・・・

都心冷やすモデル街区、環境省が募集
環境省は夏場に都心部の気温が上がるヒートアイランド対策として、関東以西で数カ所、モデルとなる街区「クールシティ」を募集する。数十ヘクタール規模のまとまった広さの地域に5年間かけて集中的に緑化や排熱対策を講じ、省エネ効果を検証する。4月から街区内のオフィスやデパート、ホテルなど業務ビルの改修費用の半額を補助する。 ・・・

温暖化ガス削減、電機・流通など7業界が上積みへ産業界が温暖化ガスの排出削減の取り組みを強化する。経済産業、環境両省の働きかけで、電機、流通など7業界が排出削減に向けた「自主行動計画」を上積みする。追加する削減量は280万トン強(二酸化炭素=CO2換算)と、政府が掲げる産業部門の削減目標量の約7%に相当する規模。それでも日本が「京都議定書」で約束した目標の達成には遠く、今後は家庭の省エネ促進や排出権取引といった他の対応策が焦点となる。・・・

レジ袋有料化、東京・杉並のスーパーで実験開始
東京都杉並区と同区内に本部のあるスーパー「サミット」は15日、共同でレジ袋を有料化する実験を始めた。両者は昨年10月、レジ袋削減で全国初の地域協定を結んでおり、実験はその一環。有料化でごみ削減効果を調べるのが狙いだ。・・・

関連記事:2006年を振り返って:環境


posted by チームイワナ初代名誉会長 at 00:34| Comment(3) | TrackBack(0) | 環境 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
むずかしい問題ですね。裏も商売も混ざってしまうので。アラスカの森に住んでい
る知りあい(ハーフネイティヴアメリカン)が、もう同じようには生活できないと
言っていました。ネイティヴアメリカンの自殺も増えているそうです。その一方
で、アラスカのオイルを狙ってテキサスから人が来て、アラスカをテキサス化し
ている。。。???ですね。。。私はとりあえず、「車社会」という物自体を反
対しています。
Posted by Chee at 2007年01月16日 13:18
温暖化の主原因がCO2というのは、非常に政治的な理由からだと思います。 単なる仮説にすぎず、反論も多いこのCO2温暖化説をまことしやかに定説であるかのごとくプロパガンダしてるのは原子力産業。 原発がCO2削減に 貢献してるなどという子供騙しを大真面目に唱え、CO2排出権を新たな利権として金儲けの道具にしています。 温暖化はCO2も一因だと考えられますが、過去何度も温暖化と寒冷化を繰り返してきた地球の大きな気候変動の一部に過ぎない可能性の方が高いと思います。
グローバリズムはあらゆるものをを目先の金儲けに変換してしまうようです。
Posted by 電気猫 at 2007年01月16日 21:21
Cheeさん、コメントありがとうございます。
そうですね、本当に難しい問題だと思います。アラスカにお住まいの方、なんとも残念ですね。。。そういえば、ホテルの窓から見えたオースチンのハイウェイは朝も夜もひっきりなしに車が走っていました。これが毎日続いていると考えたら、すごい無駄だなあと思いました。

電気猫さん、こんばんは。
ついさっき初めて見たのですが、東京電力がTVCMで、昔は石油を使う発電(これがCO2を排出)が主流だったが今は全体の10%程に減った云々、と言っていました。見たときは全く意識しませんでしたが、これも電気猫さんのおっしゃる「プロパガンダ」の一つなのでしょうか、なるほどです。

今進んでいる温暖化が、地球の大きな気候変動の一部に過ぎない、という説は理解できます。「温暖化どころではなく氷河期に向かっている最中」という学説すらあるようですね。

地球規模の変動に人間なんかが太刀打ちできるはずがありませんが、環境への思いやりや節約の精神はどんな時代にも大切なことと思いますので、今こうして「温暖化」がテーマになっていることは、良い面もあると思っています。

CO2排出権に絡む利権問題についても勉強になりました、どうもありがとうございました。
Posted by チームイワナ at 2007年01月16日 23:06
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