2012年12月01日

日銀による大規模な国債買いの可能性と世界金融・経済

12週末連続のキノコ狩りも、ようやく今週末で一区切り〜。
12月中に1回行って今シーズンは終わりの予定です。

久しぶりに遠出をしない週末を過ごしています。
昨夜は遅くまで経済・金融のレポートを読んで、今日はお昼までたっぷり寝て、それから部屋の片付けや買い物など。テニスしたかったので午後に母校に行ってみたところ練習していませんでした。残念。

キノコは9月22日から10回連続の大収穫、今年は大当たりでしたね。
9月末の段階で家庭用の大型冷蔵庫とキノコ・岩魚専用の60L冷凍庫が満タンになったので、乾燥保存の他に塩漬けも始めました。塩漬けの樽は15〜20Lが3つ、こちらもほぼ一杯です。さあ、キノコパーティーやりますよ〜(笑)

さて、暇なのでたまには経済・金融ネタでも書いてみます。
まず、日本の選挙絡みから。

優勢とみられる自民党(安倍総裁)が、
@日銀による国債買い(日本国借金の積み上げ)
A公共事業(建築・土木)の復活
B消費者物価(CPI)の2%への引き上げ

について言及しました。
これにより、実行されるかどうかは別にして、

@「円が増発」されるので円安に
A輸出企業の株は買い
A公共事業関連の株も買い

との思惑から、1ドル77円から83円に円安となり、日経平均が上がりました。

金融市場はいつでも「思惑」で動きます。
そして、日経平均と日本円を動かしているのは個人投資家ではなく海外のヘッジファンド(及び国内の証券会社)です。

*ゴールドマン・サックス会長のコメント
 「大幅な円安になる。円は売り、日本株式は買いだ」

これに追従するのが個人投資家です。くれぐれも後追いしてはいけません。
今年3月〜5月にかけても、個人投資家は海外ヘッジファンドと国内の証券会社に利益をかすめ取られました。決して、同じ罠に嵌ってはいけません。

*参考記事
 2012年03月20日 日経平均1万円台回復と金融バブル(ECB、日銀マネー)
 http://teamiwana.seesaa.net/article/258980008.html

 2012年05月15日 ユーロ崩壊の本番が始まった。そして最後は・・・
 http://teamiwana.seesaa.net/article/270142230.html
 
さて、話を戻して、重要なのは日銀による国債買いが「本当に実行できるのか」でしょう。

*これはいわゆる禁じ手ですが、これまでも日銀は間接的に(金融機関経由で)日本国債を買っています。
2011年は毎月1.6兆円、2012年は毎月1.4兆円のペースで買っているのです。
これは円の増発になり、これだけを見れば円安になると思われがちですが、リーマンショック後ユーロとドルのほうが円よりも多く「増発」されているので、それで円高になっています。

日銀による国債買いを実現するためには、日銀法の改正が必要となります。
ところが、もし自民党が衆議院で250議席を取って自民党政権が誕生したとしても、参議院では民主党が過半数を占めているため、まともな国会運営ができない可能性が高い。
日銀法の改正もできない可能性があるのです・・・。

さて、今度は海外に目を向けてみます。
なんといっても、ユーロの崩壊が現在進行形で進んでいることです。

以下のニュースが非常に重要です。
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欧州銀の資産圧縮、350兆円に拡大も IMF予測
2012/10/10 8:44
国際通貨基金(IMF)は10日、ユーロ圏の銀行が2013年末までに迫られる資産圧縮規模が最大4.5兆ドル(約350兆円)に拡大するとの予測を発表した。春時点の予測よりも0.7兆ドル拡大、欧州金融不安の影響の広がりに懸念を示した。日米の財政悪化とともに邦銀が多額の国債を保有している点も指摘。金融と財政の負の相互依存の改善を求めた。
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資産圧縮 = リスク資産の売却 です。
リスク資産の売却 = 貸付金の引き揚げ + 保有株式の売却 + 保有住宅証券の売却 です。

これが実行されるとどうなるでしょう?
ユーロ圏のマネー量が激減します。その結果は、大規模なデフレ不況です。
同時にECBは金利上昇を避けるためにマネー増発を続けるため、ユーロ増発でユーロ安となるでしょう。

FRBも同じ境遇にあります。金融危機を防ぐためにドル増発せざるを得ない。

ユーロ、ドル、円の信用が落ちているのですね。
貨幣経済の終わりを示唆しているように感じます。

中国は?
ユーロ圏及び米国への輸出で稼いできた中国経済は、当然に大打撃を受けます。
既に中国の工場は供給過剰な状態にあります。輸出の増加を年20%と想定して設備投資と地方農民の雇用促進をしてきたのですから、当然の結果といえますね。中国のGDP成長率は、8%台から5%台に落ち込むと言われています。

中国経済の崩壊で更に社会不安・格差への不満が高まり、内部の不満を外に向けされる目的に尖閣諸島問題などを絡めて反日姿勢を強めてくるはずです。

また、中国共産党は(沿岸部の大都市を除く)貧困で苦しむ大多数の国民を横目に、汚職などやりたい放題でしたが、中国内のマネー縮小で今後はそうはいかないでしょう。反日モードも理由の一つですが、今後中国の金持ち連中(主に政府関係者)が日本に来て散財することはなくなるでしょう。

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中国66万人の汚職党員、刑事処分はわずか3%ほど
http://www.epochtimes.jp/jp/2012/10/html/d41876.html
【大紀元日本10月18日】中国共産党の第18回共産党大会(18大)を目前に控え、政府系メディアは政治腐敗撤廃とその実績を自負する記事を連日掲載している。しかし、汚職や職務怠慢などの党の規律違反で法的処分を受けた党員の数は3%ほどであることが明らかになった。
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2013年、いよいよ世界大恐慌が見えてきましたね。
日銀による日本国債買いというウルトラCが実現しない限り、ほぼ100%世界は大恐慌入りするでしょう。
そして、増発されたマネーは信用を失いその価値を大きく失うはずです。

その臨界点はいつ迎えるのでしょう?
もしそれがわかれば、私も1年足らずで純資産100億円の資産家になれるのですが。。。

ウルトラCが実現されれば、おそらく300〜400兆円ほど日本国債買いができるはずで、これで1〜2年程度「先送り」が可能かもしれませんね。
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済・社会・金融 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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