2011年08月10日

世界同時株安と米国債格下げ&価格上昇

本業と岩魚釣りで超忙しく、なかなか金融ネタをアップできずにいました。
テニスも1ヵ月に1回ペースです。
というわけで、今日は久しぶりに金融関連記事を。

米国債の格下げなどがあり、世界株式市場が同時大幅安となりました。
ゴールドを除く国際商品(コモディティ)も急落しています。

その一方で、米国債が買われて金利が低下しています。
単純に見て、矛盾する動きです。

2009年夏、米不動産バブルが弾けて金融デリバティブが崩壊し、銀行同士が信用しなくなり、世界の金融システムが機能停止に陥りました。世界中の金融機関の連鎖破綻を食い止めるために、金融機関が抱える膨大な不良債権を(主に)日米欧の中央銀行が買い取り、これにより世界の株価は一応の回復をしました。

しかし未だに(リーマンショックの震源地であった)米欧の不動産は回復(価格上昇)していません。そして先進国の失業率も高いままです。

要するに、不良債権が金融機関から政府に移動しただけで、経済が本当に回復したわけではなかったと認識しています。

そのような状況で起きた、今回の世界同時株安。
しかしこれはまだ「最終段階」ではないと思っています。
一時的かもしれませんが、債券とゴールドが買われているからです。
最終段階では、全ての金融商品が売られるはずだからです。

FRBは、これまでのような金融緩和(マネー供給)はできないはず。
日銀も被災地支援と原発対応もあり限界がある。
ECBも南欧諸国の対応で精一杯。

世界が注目する中国は?
ここはとっくに終わってます。
もはや時間の問題です。
勝手な予想ですが、半年以内に中国不動産バブルが弾けて、同時に中国株も暴落して、その影響が世界に波及するのでしょう。
その前に、ユーロが終わっているかもしれませんが。
「第二のリーマンショック」はどんな形で起きるのか興味深いです。

マイナス成長でGDPの2倍の借金を抱える日本。国債の買い手もいなくなりつつあります。年金や医療など社会保障制度も持続不可能。「第二のリーマンショック」で最も大きなダメージを受けるのは残念ながら日本でしょうね。その結末は、これまで何度も書いてきた「円紙幣の無価値化」です。

*この5カ月間で、日本国債(短期)を買い増ししている人たちがいます。
 外国人(ヘッジファンド)です。毎月10兆円、総額で50兆円。
 予めCDSを買っておき、タイミングを見て現物売りと同時に先物市場で空売りを仕掛け、
 日本国債を暴落させて、ひと儲けしようということだと思います。
 この連中の動きにも注目したいです。

*リーマンショック後、米ドル、ユーロ、円(量はこの順番どおり)が金融市場に大量供給されて、通貨の裏付けがない状態に陥っています。1972年までは金本位制でしたが、今は何にもない。米ドル、ユーロ、円の信用危機の序章(最終的には新通貨制度へ)と言えるかもしれませんね。

関連記事:
2010年12月14日 久しぶりに〜
http://teamiwana.seesaa.net/article/173363099.html
「世界金融市場は、おそらく今が大天井だろうということです。単刀直入に言えば、近いうちに大暴落があると思っています。株式、コモディティ、債券、不動産、全ての金融商品揃って暴落するでしょうね。ゴールドも原油もです。正確なタイミングはわかりませんが。」

2010年07月25日 ギリシャの次はスペイン
http://teamiwana.seesaa.net/article/157431771.html

2010年03月30日 郵貯限度額引き上げと国債問題
http://teamiwana.seesaa.net/category/190424-1.html

2007年12月17日 米国の思惑と崖っぷちの金融市場 →リーマンショックとその後の展開について予想コメントしましたが、ほぼその通りになっています。
http://teamiwana.seesaa.net/article/73338723.html
「一方、サブプライムローン問題がきっかけとなり、実態経済よりも遥かに大きく膨れ上がってしまった世界金融バブル(株式、債権、デリバティブ商品、不動産)の崩壊が既に始まっているわけで、ここで世界金融を支えるためには利下げ(資金供給)しか方法はあり得ません。

世界金融救済のために利下げ(資金供給)しなければならないところに、世界的なインフレが進み、インフレ対処のために世界が利下げできない状況に陥れば、あるいは万が一にでも利上げをすれば(あり得ませんが)、世界金融は一瞬にして崩壊してしまうはずです。金融機関間の決裁不能が相次ぎ、巨大金融機関がバタバタと倒産(黒字倒産)してしまうはずなのです。

利下げをして、必要なときに必要量の資金提供を行い世界金融を救えば(実際には、救済に必要な資金は1500兆円と言われているので、全ては救いきれず、また、コンセンサスを得るためにも生贄が必要でしょうが)、世界はスーパーインフレ(日本とドイツはスタグフレーション)を引き起こして貨幣価値が大幅に下落し、庶民生活はボロボロになってしまう・・・。
また、仮に政策金利を引き下げたとしても、インフレが進めば市場の原理で金利は上がっていきます。金利が暴騰すれば債権や株式、不動産は暴落してしまうでしょう。

それにしても、これまでの米国政府の動きを注意深く見ていくと、自ら世界秩序(米ドル基軸通貨態勢)を崩壊しようとしているようにも見えてしまいますから恐ろしいですね。どのようにして秩序を崩壊させるのか?米ドルの切り下げ、もしくは対外債務の不履行なんて方法があるかもしれません。この場合の結果だけを言えば、「米ドルと米国債の暴落」となるのでしょうが、どのようなプロセスを辿るのかを推測するのが面白いです。

崩壊後の世界は、資源と食糧を担保(裏付け)とした新通貨制度が誕生するんでしょうか?だとすれば、米国は双子の赤字を帳消しにすると同時に、軍需、資源、食糧、人口増加などの基礎的要因から判断して、世界最強国に返り咲くことになりますね。日本は・・・ ご愁傷様〜。(泣)

米住宅価格の下落はまだまだ続きますので、来年はまさに激動の1年でしょう。
都市に暮らすサラリーマン世帯は、冗談抜きで”サバイバル”なんじゃないでしょうか。」
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 01:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 経済・社会・金融 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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