2010年07月25日

ギリシャの次はスペイン

ワールドカップ優勝で盛り上がったスペイン。
この国が今、破綻の危機に瀕しています。

ギリシャショックの次はスペインで間違いないでしょう。

国内失業率は約20%。
25歳以下の失業率に至っては、なんと45%以上。
暴動が起きてもおかしくありません。

そして今、スペイン国内ナンバー2の銀行の破綻観測が出ているのです。

資産規模は約10兆円。
シティの資産規模180兆円に比較すれば小さいですが、ユーロ圏の中小金融機関への影響は大きい。以前から指摘しているようにヨーロッパ発の金融危機(金融機関の連鎖破綻)となる可能性が高い。

ユーロ発金融危機を防ごうとしてECBが各国銀行から不良債権を買い取り資金供給を続けていますが、もはやこれ以上資金供給できない状況に陥っています。というのは、ECBの資産の60%以上がギリシャやスペインなどの南欧諸国の国債(ジャンク債)となっているからです。

仮にECBがこのまま不良債権を買い続けていけば(資金供給を続ければ)ECBの信用不安(ズバリ言えば破綻)へと発展しユーロが紙屑となります。

 *ユーロについては過去6年に亘り一貫してリスクを指摘してきました。買ってはいけない通貨の一つという認識に変わりありません。

ユーロ関連記事:
2009年01月21日 通貨ユーロのリスク
2008年10月22日 ユーロバブルの終焉
2008年08月16日 ゼロ成長に落ち込んだスペイン(住宅バブルの崩壊)
2008年03月23日 スペイン最大の住宅金融会社はECB・・・
2006年03月02日 独の財政赤字とユーロ


話は戻りますが、破綻観測の出ているスペインの銀行は、今回ECBからの救済を受けられなかったとのことです。その代わりに、BISへ担保となるゴールドを差し出してかろうじて資金を借り入れているのですが、しかし今月末でデフォルトとなる可能性が高い。

おそらく、兼ねてから想定してきた「第二のリーマンショック」の切っ掛けになるのでしょう。ユーロ崩壊もまだまだ序章に過ぎません。

関連記事:
2010年05月07日 世界金融大荒れ模様
「ここ数日の動きです。世界金融崩壊の最終章が始まったと見るべきかもしれません。(直接お会いしている方には、GW明け早々に金融は大荒れになるだろうと話をしていましたが、まさにその通りの展開となっています。)」
2010年04月22日 中国バブル崩壊と南欧の国家破産リスク
「南欧諸国の国家破産リスクも高まっています。ドバイ問題も、一見落ち着いたように見えますが、単に返済期限の先送りをしているだけで5月以降に再び危機が訪れると思います。」
2010年02月28日 バンカメ前CEO、退職金74億円
「いずれにしてもデリバティブ崩壊はまだまだ終わっていません。時価会計も未だ凍結されたままで臭いものに蓋をしている状態です。日本ではあまり詳しく解説されていないようですが、中東やギリシャの問題もあり、第二、第三のリーマンショックがいつ起きてもおかしくない状況と認識しています。ちなみに今度は米国ではなくイギリス、ヨーロッパ、ロシアが震源地になるはずです。」
2010年01月23日 NYダウ3日で500ドル超下げ、新金融規制案が波紋
「世界中の不良債権が、FRB、ECB、日銀に集中している姿があります。紙幣の信用が薄れてきていますね。」
posted by チームイワナ初代名誉会長 at 22:17| Comment(1) | TrackBack(0) | 経済・社会・金融 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
スペインの銀行は倒産せずに済んだのですか?
時間の問題かもしれませんが・・・
Posted by さわっち at 2010年08月05日 00:29
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